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2007年2月25日 (日)

ヴァージニア・ウルフなんか怖くない

2007feb_025 現代アメリカ演劇界の重鎮、エドワード・オルビーが1962年に発表した『ヴァージニア・ウルフなんかこわくない?(Who's afraid of Virginia Woolf?)』の邦人による芝居を、昨年観にいった。
大竹しのぶ、段田安則、稲垣吾郎、ともさかりえの4人が大熱演。なかなか難解な芝居だった。

最近、その映画版がTV放映された。1967年に公開されたもの。監督:マイク・ニコルズ、出演:エリザベス・テイラ-、リチャード・バートン。このエンディングにきれいなメロディがギターで演奏されていました。この曲の情報をお持ちでしたら教えて下さい。

http://www.ijsnet.ne.jp/~dee2jak3/exit_music.htm

ギタリストたち

2007feb_013 昨日はつくばのゆかりの森で北口功さんのレッスンを受けた。いつもながら充実した時間だった。

森の陽ざしがさわやか。 

                                         

夕方、ギター文化館で志摩光信さんのコンサートがあった。めずらしいソルのクラリネットとギターの二重奏など。志摩さんはケルン音楽大学で学んだとのこと。落ち着いたバランスの良い演奏だった。意外なことに、若手のギタリストたちが大勢来ていました。理由は。。。                  

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東京国際GCで第4位となった足立江美子さんも見えられていました。2007feb_029 2007feb_014_2

2007年2月20日 (火)

Giverny Salon 3月のご案内

3月10日(土)午前10時から、愛好家のフリー演奏会。午前11時半からゲストに佐藤純一さんをお呼びしてミニコンサートを行います。プログラムは、以下です。

ブラジル民謡組曲……ヴィラ・ロボス
アルフォンシーナと海…アリエル・ラミレス
5つの小品……………アストル・ピアソラ

http://www.ijsnet.ne.jp/~dee2jak3/guest2007satojun.htm

生を聴くのは初めてなので楽しみにしています。福田進一さんの指導を受けられた方で、ギター文化館で人気があるそうです。(演歌でも)何でも弾く、弾いちゃうとのこと。 ヴィラ・ロボスのブラジル民謡組曲は、例のヴァルス・ショーロを弾くかどうか。。。関心が高まりますね。  楽器はロマニリョスを使うそうです。

2007年2月18日 (日)

2月のGiverny Salonのレポートを作成中

2007sumi_019 角圭司さんをお招きして開催した2月の会のレポートを作成中です。参加された方の感想を募集しています。宜しくお願いします。

http://www.ijsnet.ne.jp/~dee2jak3/sumiphoto.htm

終演後のお話では、5月に東京のオペラシティなどで、レイ・ゲーラに委嘱した作品の世界初演記念コンサートをされるとのこと。角さんならでは活動ですね。キューバンミュージックで二重奏のお相手は、宮下祥子さんとのことです。ギターファンには見逃せないイベントになりそうです。つくばと水戸近辺でも公演を準備中とのことです。詳細はアコラでも紹介する予定です。お楽しみに。

2007年2月13日 (火)

ギターの調弦

 以前、ギターとピアノで演奏するということもあるだろうと思い、ピアノの調律を下げてA=440Hzにした。しかし、ピアノを弾いた人から気持ちが悪いという感想をもらったことがあった。それで、下森さんと竹内さんのピアノとギターのデュオ演奏会の時には下森さんの希望を伺い442-3Hzにしました。その話をしたところ、Sさんから「ギターも442Hzが標準」ということを聞かされた。自分の頭の中では、ギターはA=440Hzと思い込んでいたが、最近あるHPで知ったのですが、以下のようらしいです。

時代によって(バッハの頃は415とか)或いは地域によって430、450などとまちまちだったが、1939年のロンドン会議でA=440Hzに統一された(NHKの時報)。しかし、現在では、クラシック音楽全般でこの国際基準を守っているのは、ごく少数派。比較的米国、英国が守る方で英国以外の欧州は、まず440Hzである事はなく各々ばらばらで独自のピッチを採用している。高い場合は447HZやそれ以上も存在するとのこと。日本の場合は、その中間。一般家庭でもピアノの調律を依頼した場合は、特に指示がなければA=442HZで調律を行う場合が一番多い。

この理由は、いろいろあるようですが、理由のひとつは、(オーケストラなどでは)音程を高くしたほうが全体のサウンドが明るく聞えるからというものです。他の理由は、オーケストラのチューニングがオーボエという楽器のピッチを基準にしているため。コンサート前のチューニング手順は、まずオーボエ奏者がAの音を吹き始め、それに第一バイオリンのコンマスが合わせ、次第に全体が合わせていきます。なぜオーボエに合わせるのかというと、オーボエという楽器は(他の楽器に合わせて臨機応変に)ピッチを調整することが難しいからで、それゆえに一度合わせるとピッチが安定している楽器だからです。でも管楽器は気温&湿度の変化に敏感なものなので、オーボエも夏は高め、冬は低めになります。440~446のピッチの幅はここらへんに原因があるというものです。

ギターコンクールでも、ピッチを上げる傾向にあるようで、440Hzを指定しているコンクールもあるとのことです。

そういえば、荒川さんのリュート演奏会では、7コースリュートでは415Hz、13コースでは392Hzとプログラムに明記されていました。

2007年2月12日 (月)

ソル My12の練習曲

自分なりに好きな曲をMy12曲として書き出しましたが、見直しました。
Op.6   6,11
Op.29 17
Op.31   3,4
Op.35  3,4,17,18,22
Op.44  23
Op.60  4
昨年グロンドーナから右手についてのアドバイスがあり、p と a が軸になり、また i、m も自然にタッチできることが必要であると思うようになりました。グロンドーナからは、ソルのOp.35-18の練習を薦められ、My12曲の変更はこの曲を入れたことと、ある程度演奏可能な曲としようということです。(個人的な話でどうでもいいことですが)
最近ソルの曲をわりと弾くようになって、a がしっかりしてきた効果を感じます。(でも、この時代は、p, i, mでまかなっていた、ソルもそう書いているという話ですね。)
右手のタッチについては、19世紀頃はp がベースになっていたようで、それに対し、タレガ奏法でi、 m交互で全弦を均等に弾くように画期的な出来事があったそうですね。個人差があるということと、現代曲を弾く場合ではもっと自由に弾くべきで、表現なんだから、弾き方そのものは何でもあり、というのも理解できます。ただ右手のタッチについて纏まって書かれたものがあると、ケースバイケースで採用する、しないということのベースにもなり、良いと思っています。ピアノは音色の変化が難しいと思いますが、逆にタッチについて明確に分析されたいくつかの弾き方を指導しているようです。ギターの右手タッチの実用的な解説書などをご存知でしたら教えて下さい。

2007年2月11日 (日)

2月のGiverny Salon参加者

2月のGiverny Salonは、2月17日(土)です。ゲストに角圭司さんをお迎えし、M.バルエコに学んだ正に本格的なクラシックギター演奏を楽しみましょう。

これまでのところ、フリー演奏会に申し込まれた曲は、次のとおりです。

メルツ :ドニゼッティの歌劇よりOp.27
アルベニス :アストゥリアス
トローバ :松のロマンス(スペインの城より)
メンデルスゾーン :無言歌Op.30-3
パガニーニ:カンタービレ
ショパン:ワルツ、前奏曲第15番「雨だれ」

参加者受け付け中です。ギターを弾かない方も参加OKです。

2007年2月 8日 (木)

最近読んだ本から

最近めっきり本を読まなくなっていたが、1月から休みなどを利用して意識的に本を読みはじめた。共感したしないによらず、キーワード、筆者の気持ちが出ていると感じた部分をメモ的に書いてみます。

1)これまでに出会った多様な人々が共有するものは、ギターへの愛情である。ギターは、非常な敬意を払われると同時に、蔑まれてもきた。王侯や宮廷でも弾かれたし、酒場や娼窟でも弾かれた。安っぽく鳴らされることにも、高度な芸術音楽の演奏にも奉仕してきた。本書はこの矛盾をはらんだギターの歴史に捧げられた。(日本語版への序文より)
「ギターの歴史(ペーター・ペフゲン 現代ギター社)」
古典くらいまでは面白く読んだが、現代にいくに従って内容が希薄になっているように感じた。アコラのイメージとしてHPに引用しているナルバエズの写本にある絵の説明が書かれており、役に立った。

2)音楽からある情景を思い浮かべ、そのイメージの中で遊ぶことがあるだろう。音楽が昔の記憶を蘇らせ、思い出に酔うこともある。いうにいわれぬ感情を呼び起こすこともある。そうした何かを「喚起する力」が音楽の素晴らしさだと称えられる。また、「音楽は気持ちをなごませ、心を癒してくれる」といわれたりもする。だが、音楽そのものの魅力について語られることは少ないのではないか。(まえがきより)
本文では、音楽とテンポ、拍子とリズム、旋律、音組織と調性、楽器について語られている。
「名曲に何を聴くか(田村和紀夫 音楽の友社)」
音楽の各要素のポイントが分かりやすく説明されている。
 
3)フェルメールの描く女性は、現実のいっさいから切り離された、夢のような時間を手触りのあるものに変えるために選ばれた巫女のような存在だ。彼女たちは、現実のどこにもない「時間」を慕ってやってくる訪問者を待ちながら、独り簡素な部屋のなかに光に包まれて佇み続ける。
「フェルメールの世界(小林頼子 NHK books) 」

4)芸術は衣食住のようになくてはならないものではものではありませんが、人々に生きるエネルギーを与えてくれるものと信じています。

「楽曲イメージ奏法(中田京子 ドレミ楽譜出版社)」
この本で楽譜にすべてカラーマーカーでイメージを色付けし演奏することを指導していることが書かれていた。自分もマーカーを使ってポイントとなる表情をメモっておくことをしているが、ここまではちょっとやりすぎでは。

5)いまなおヨーロッパの規範に追従して技術をみがき   
洗練されたうつろな響きを                   
特殊奏法やめずらしい音色や道化芝居でかざりたてて 
利益と地位だけが目当てのものたちばかりだった    
いまコンサート会場に音楽はない              
きそいあう技術や書法や確信にみちた態度        
持てるものがもっと持ちたいという欲望           
そのための神経症的な努力 (いまここに立つより)

音は滅びない                          
始まりも終わりもない音楽(音は生まれずより)

音楽が終わった後も、もしその感じをもちつづけることができるなら 
生活は変わらない。生活する身体が変わる。 
音楽は必要でないもの、実体のないもの、空になるだろう。 
だからといって、音楽を止める必要はない。 
音楽は必要にしばられないものとして、自由になり、
実体のない一瞬の幻として、いとおしく、空なるものとして、
さらにうつくしくなる。 (音の輪が廻るより)

「音の静寂 静寂の音(高橋悠治 平凡社)」
ちょっと硬直した人だなという感じ。ただ音楽が必要ないものとなってはじめてさらにうつくしくなるという機微が良く表現されている。
   
6)音:音色、つまり音の表情は、音楽的な耳次第で決まる。ピアノ奏者は、弦の振動の持続を、完全にその振動が止まるまで捉えきってはじめて、その音の質を理解したのだといえる。
フレーズ:音の弧を、つまりその頂点と減衰と落下点を聴き、しかもそれを空間的に思い描くこと 。フレーズの始まりの音、支点(強拍)の音、頂点の音、そして最後の音。フレーズに見合った息の量
様式:ゴッホは両極端の激しさを釣り合わせるために人生を費やしたと語った。彼の「光輝を放つ太陽の荘重さ」をフェルメールの光の神秘、その繊細な透明性と取り違えることはありえない。
練習方法:あらゆる指示記号を尊重する。ゆっくりとしたテンポで完全に分析してこそ、早いテンポを身につけることができる。
「若いピアニストへの手紙(ジャン・ファシナ 音楽の友社)」
西洋音楽の根本的語法を示した書として小澤征爾が推薦している。フランスに学んだがすぐ見切りをつけ東欧で学んだと書かれていた。ピアニスト向けだがギタリストにも当てはまる点が多い。最近、この様な内容はマスタークラスなどできくことが多い。今年も3,4月に笠間でクールシュヴェール国際音楽セミナーがある。ピアノ、ヴァイオリンの10日間ほどの講習会。2年前、聴講し、面白かった。ギターは、ピアノとヴァイオリンの中間的なところがあり、各々のソロ演奏のスタイル、表現法などが新鮮で参考となろう。

7)フェルメールの黄色い女性の人物は、モーツアルトに似合う。特にこの「レースを編む女」はそうだ。実に独特な黄色い陰影、散乱し、消えゆく光。「リュートを調弦する女性」には、ほとんど催眠術のような作用がある。黄色は一箇所しかないのに、だ。
「リヒテルは語る(ユーリー・ボリソフ 音楽の友社)」
リヒテルがフェルメールについて語っていたということに正直驚いた。

8)打楽器は鼓動への切望 、管楽器は呼吸からの開放。人間が生きていると実感するもので、祭礼・儀式に使われた。昔、バグダットの音楽家が4弦のウードを5弦にし、イスラムを追放された。4弦は四臓にあたるとされていたが、追加した1弦は魂と主張した。
打楽器、管楽器の軍楽楽器に対し、弦楽器は「情」「煩悩」の象徴 。魂とは、情、想い、心
統計学的には、女性にもてる楽器は打楽器。ギターは根暗オタクとなっており、全然もてない 。
プロは「ハッタリという嘘がつける」。何が本物か嘘か知りつくしている 。アマは「嘘をついてはいけない」。最も尊い音楽形態はアマ。アマの最も正しい形態は自分独りのために演奏する音楽。その延長で仲間と楽しめたら最高。素敵なアマによりプロのやりがい、真剣さも増す。そんな素敵な時代を祈る。
「スロー・ミュージックで行こう(若林忠宏 岩波書店刊)」
現場で演奏している人で、現実的な話が書かれている。ギターという楽器について、的を得た理解のように思う。

ここに引用したことはそれぞれの本のほんの一部です、またフィルターがかかっているかも知れませんので、興味があれば実物を読んでくださいね。

2007年2月 4日 (日)

2月17日のSalonの参加者募集

2月のGiverny Salon(愛好家の集い)は、2月17日(土)10:00-12:30です。

ゲストに角 圭司さんをお迎えします。フリー演奏会もいつも通りに行います。参加者を募集中です。ご希望の方はメールなどで連絡お願いします。

メールアドレス:acousticlife@ijsnet.ne.jp

只今のところ、トローバ、スペインの城より「松のロマンス」、メンデルスゾーン「無言歌30-3」などをお申し込みいただいています。

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