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2007年5月18日 (金)

小平会館がなくなる

日立市に小平会館、日立市民会館、日立シビックセンター音楽ホー
ルという3つの音楽ホールがあります。
小平会館は「生音に対する音響が素晴らしいホール」と定評があり
ます。東大の先生2名が設計に係わったと聞きました。
「現代ギター」誌で、昔、「ホールについて考える」というシリーズが
ありましたが、その時、山下和仁さんが日本で3つ良い音響のホー
ルがあると語っていました。そのひとつにあたると思います。
(このバックナンバーお持ちの方がいましたらこの記事の部分を見せ
てください。引越しなどで見当たらなくなってしまいましたので。)

シビックセンターは築10年位ですが、小平会館は築50年、市民会館
は築40年位になります。それで、小平会館は、今、廃館となる危機
に瀕しています。ホールの改築には40億円かかるとのこと。今の
状態で使用に耐えるようにするだけでも10億~20億円かかるとの
ことで驚きます。

1000人規模のホールで生音が素晴らしく良い小平会館で、天満敦
子さんのヴァイオリンや、「鼓動」の太鼓の響きなどが尋常でなく響
いたそうです。
私も、山下さんの20才台の演奏をここで聴き感動しました。そして、
楽屋を訪ねたことが思い出されます。当時は、天才演奏家として騒
がれていた時分で、一人で電車に乗って来たと聞いて驚きました。
そして、演奏が終わると直ぐに戻るとのことで、さすがに売れている
演奏家は違うと感心しました。

山下さんについては、下記に当時の熱気を伝える記事があります。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E4%B8%8B%E5%92%8C%E4%BB%81

私がギターを再開した頃も、ぜひ聴きたい演奏家として、浜離宮
朝日ホールの演奏を聴きに行きました。このときは小品集でしたが、
丁寧に、綺麗な音で相変わらずの集中力で演奏され、山下さんの
年輪を感じることができました。

2006年トッパンホールで「樂興の時」全曲を聴きました。トッパン
ホールでは、ドメニコーニ、シュタイドル、ラッセル、ギリアなども聴き
ましたが、いずれも最前列に近いところでした。山下さんの時は既に
一杯でかなり後ろで聴きました。そのせいでしょうか、いまひとつ
ぴんと来ませんでした。アンコールも何曲もありましたが、電車の
時間が気になり途中で引き上げました。
しかし、帰る途中、ドアの前で聴いた音は実に生き生きとしており、
それまでの音とは違って聞こえました。ホールの聞く場所でこんな
にも違うのか、とも思いました。

また山下さんの演奏を聴いてみたいと思っています。
「展覧会の絵」を小平会館で。

Odairakaikan

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コメント

こんにちわ。
確かにシビックセンタが出来てから催し物はめっきり減ったと思います。入社式もやらなくなって二十数年…、廃館ですか。
 ここがそんなに(ギターにとって)音響が良いとは知りませんでした。
 私は山下和仁の「新世界交響曲」全曲演奏を水戸の常陽芸文ホールで聴いて驚嘆しました。まさか全曲やるとは知らなかったもので。
 小平会館で「展覧会の絵」。
是非聴いてみたいですね

 水戸の常陽芸文ホールの演奏も凄かったですね。「新世界」も凄かったですが、ソルの「幻想曲」を異様なまでに熱演していたのが印象的でした。
 「展覧会の絵」は、まさに四畳半でLPを聴いたのですが、これまでのギターの世界とは明らかに違っていました。これで、ギタリストが何人失業したのでしょうか。
 新宿厚生年金会館だったか、「祈りと踊り」も、中間部でファリャの魂が浮かんでくるようで、絶品でした。
 小平会館どうなるのでしょうか。某企業の百周年事業として取り上げるとか、、ないでしょうね。

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