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2009年12月31日 (木)

ギター

Spring_037_2 Sさんからのメールで、ホマドリームの菅原潤さんが30日にお亡くなりになられたことを知りました。mixiは見てましたが、11月下旬から更新されておらず、いやな予感はしていました。

菅原さんについては、2007年の新年にソルについての講演をアコラでしていただいたことが懐かしく思い出されます。ソルについて、ソルのギター音楽でない作品についてご紹介を頂きました。貴重な音源を聞かせていただきました。また、その折、熱心に、ギタリストはソルのエチュードをもっと勉強するよう申していました。ギター界への貢献はこれから益々評価されるのではないかと思います。

ご冥福をお祈りいたします。本当にありがとうございました。合掌。

一期一会。

ギターを弾くものにとって、ソルは避けて通れない存在でしょう。菅原さんがハンドルネームにしていたソル、これからソルについてあれこれ聞きたいと思い、11月頃からアコラでの講演をお願いしていましたが、返信がないままでした。菅原さんの示された思いも踏まえ、「フェルナンド・ソルを勉強する会」を粛々と立ち上げたいと思います。

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2009年も、ギター愛好家の方々のご協力を頂き、アコラのイベントを、無事行うことができました。厚く御礼申し上げます。

年末に、フィギュアの全日本選手権をみて、熱くなりました。それぞれがオリンピック参加を賭けて挑戦しました。得られた者、得られられなかった者、熾烈な世界ですね。

ギター界でも、各種のコンクールがあり、夫々が熱い思いをもって取り組まれ、感動いたします。

ギター、そして音楽を志している方々にお会いしてとても刺激をうけています。常日頃感じていますのは、プロの方はある意味非常に明快なのですが、アマチュアである方々の熱心な取り組みです。この世界で極めようとすれば、音楽の知識は必須でしょう。オーケストラを指揮できるような技量は要求されるでしょう。あるテーマを聞いて、そこから作曲できるような能力も必要でしょう。また、アドリブでジャズのような即興演奏も要求されるでしょう。ギター音楽は広範ですので、前古典、古典、ロマン派、現代音楽の素養が必要でしょう。また、最近の作品にも通じていることが必要でしょう。

音楽だけでなく、楽器についても、それなりのスタンスが要求されるでしょう。

そして、演奏家でしたら、パーソナリティが要求されるでしょう。プロの方でしたら、それらをクリアーされ、さらに独自の世界を展開されていることと思います。その他にも、必要なことが山ほどあるのではと思います。

ギターを職業としないものにとって、それらを勉強するにも時間がなく、技量についても年齢的にも限界を感じます。

うまく表現できないのですが、ギターという楽器は、アカデミックな部分以外の要素があり、そこにも魅力的なものがあるように思っています。

仏教の悟りを得る道に、自力道と他力道があるようです。

コンクールを制覇して行くような方、プロとして広範な音楽的知識を獲得されようとしている方などは、自力道という感じでしょうか。その世界も、また、見るもの、聞くものに感動を与えてくれます。その一方で、いつも感じていることですが、プロでなく、生活している自分が係わるギターとは何か。ギターは、他力道が相応しい楽器だと思います。

ギターを弾くこと自体が素晴らしいと感じます。

話がそれるかも知れませんが、私がギター再開したころ、新聞で仏像を彫るという通信教育の新聞広告を見ました。いかにも、あやしげなもので、売りつければ良いというような感じのものでした。ただ、それでも、その仏像を彫る行為によって、当人が得るものがあればそれでよいのではないか、と思い、ギターの師匠にその話題をしました。(師匠のギターがあやしげなものという訳ではないですが)その時の思いは今も基本的に変わっていません。

ギターを弾くということについて、各地に熱心な愛好家がいることを感じた1年でした。それぞれが何を感じて取り組まれているのか、これまで伺ったことは確かになかったと思います。必ずしも、プロと同じ取り組みが良いのか、愛好家のあり方はより多岐で、広範なものだと思います。ギター演奏というより、生活、人生(life)そのものではと思います。

アコラの活動も皆さんのご厚意で5年が過ぎましたが、来年は多少なりとも皆様のギターライフに係わるようなことが出来ればと、夢想しております。皆様のご意見、ご指導を来年も宜しくお願い申し上げます。

2009年12月26日 (土)

茨城新堀ギター音楽院発表会

Winter_026 アコラ・フレンズのメンバーでもあり、いつもお世話になっているNさんが活動されているギター教室(音楽院)の発表会に行ってきました。ここは、同じ県内でも、かなり南のほうで、車を飛ばしていったのですが、会場近くで迷子になり、2時間近く掛かってしまいました。

Winter_024

演奏の始めのほうは聴けませんでしたが、ソロ、重奏、アンサンブル、曲目も、クラシック、ポピュラー、演歌等々、楽しめるプログラムでした。初心者から、ベテラン、コンクールを目指している人など、レベルも様々で、ギターを楽しんでいることが良く伝わってくる演奏会でした。

Winter_028_2

後半のアンサンブルには、とても力を入れているようです。各種のギターを用い、楽しいアレンジでした。

なんといっても、榎森先生の指揮が注目されましたね。

Winter_025 アコラで、4月にゲスト演奏をしていただいた水谷さんもアンサンブルに加わっていました。ソロでは大聖堂を演奏しました。頑張っています。

それにしても、今日は週末なのに高速料金割引がなく、いつもの2倍近く掛かってしまいました。ちょっと残念でした。

たぶん、これが今年最後の演奏会になりそうです。各地に、熱心な愛好家の方が居ることを、あらためて感じた1年でした。全体として、ギターに対する関心は高まっているように見受けられます。一方、ギター専門ショップなどは閉店時間が多くなったようで、さびしい感じを受けます。来年も、皆さんと一緒にギターライフを楽しんでいきたいと思います。私もいろいろアイデアを検討しております。皆さんも、こんなことをしたらより楽しいのではないか、もっと容易にテクニックが高まるのではないか、もっとギター音楽の本質を追求したい等々、ご希望・アイデアなどありましたら、どうぞご連絡下さい。

2009年12月20日 (日)

佐藤真由・新井伴典デュオコンサート

Winter0024 都内に所用があったので、少し足を伸ばして、八王子の東京富士美術館に行って来ました。開催中の「華麗なるオーストリア大宮殿展」にちなんだコンサートがあり、佐藤真由(フルート)と新井伴典のデュオコンサートが演奏されました。

約200名の会場でしたが立ち見が出るほど盛況でした。

Winter_009

◆プログラム

・G.ギュンゼンハイマー ソナタ第1番
・モーツアルト ソナタイ長調 KV33
・バルトーク 6つのルーマニア民族舞曲

・ジュリアーニ 協奏風大二重奏曲 第2楽章
・ドビュッシー 亜麻色の髪の乙女
・ラヴェル ハバネラ
・J.イベール 寓話と間奏曲

Winter_010

佐藤さんの演奏は別格。とにかく素晴らしかった。どの曲も聴かせどころがあったが、よく聴くジュリーアーニの曲も、陰影に富み、こんな名曲だったのかと感心させられました。イベールの寓話、凄い!

佐藤さんの話では、ギターとのデュオが一番好きだとのことでした。新井さんとのデュオは数年やっているとのことで、息もぴったりで、これから益々この分野の名曲を紹介していただきたいと思います。新井さんの演奏も良かったです。できればギターソロも聴きたかった。

帰りは、青山、原宿のクリスマスイルミネーションを見物。凄い人出でした。

2009年12月18日 (金)

明石現・木村悟 11弦ギターDUO

20091217182709 明石現と木村悟による11弦ギターDUOコンサートが船橋で開催されました。約500席が満員で、入場できない人もいたようです。

今年からDUO活動をしているとのことで、息のあった演奏でした。

時折、すごい美音が聞えました。まだまだ、発展する可能性を秘めていると感じました。

20091217191137 プログラムは次のようなものでした。

○ルネッサンス期のリュート2重奏曲集(5曲)

 ニュー・シネマ・パラダイス(6弦ギター)

20091217201633 ○リュートのための組曲第16番(ヴァイス)

 主よ、人の望みの喜びよ

 目覚めよと呼ぶ声あり

 G線上のアリア

明石さんは、アコラでギターと朗読の会を開催して頂きました。毎回、ユニークな会をされ、感心致します。また、聴いていて、穏やかな気分になる、いいコンサートでした。

2009年12月15日 (火)

中村俊三・アルベニスを弾く・2

Nakamura_008 「中村俊三・アルベニスを弾く」のビデオをDVDにダビングしています。あらためて聴いてみますと、このコンサートが身近なところで催されたにも拘らず、どこか遠い夢の世界で行われたような不思議な感じです。

アルベニスの魂に肉迫した中村氏によって、アルベニスの精神世界を垣間見させて頂いたということでしょうか。

最初に、アルベニスでなく、F.タレガの小品が弾かれました。解説では、同様に没後100年ということでしたが、アルベニスの作品をギターに編曲したタレガに対する尊敬の念が凄く伝わってきました。

アルベニスでは、有名な「入り江のざわめき」が最初に演奏されました。これが、波にゆれるような新鮮な感じで、大変美しかったです。パバーナ・カプリチオは、学生時代ピアノの演奏を聴いて弾こうと思い、見つけたタレガ編は展開していく一番いい部分がなくてがっかりしたものでした。中村氏のものは原曲どおりと思います。
就職したころ、アルベニスとグラナドスのピアノ全曲集のLPが出て購入し、夢中で聴いていました。組曲スペインの前奏曲はいい曲で、弾いてみたいと思っていましたが、ギター編曲はあまりみかけず、中村氏がこのリサイタルのために編曲し、先着でサービスで提供された楽譜はとてもよくできていると思います。 カタルーニャ奇想曲は、渋い味わいがありました。

後半は、スペインの歌、スペイン組曲から6曲、どれも有名曲、演奏もいっそう集中度が高まり、素晴らしかったです。

アンコールで弾かれたグラナドス、ファリャも、このリサイタルにぴったり合ったものでした。

静かな感動に包まれ、充実した演奏会でした。

2009年12月14日 (月)

中村俊三・アルベニスを弾く

Nakamura_004_2

12月13日、石岡で中村俊三氏のリサイタルがありました。アルベニスの没後100年記念ということで、以下のようなプログラムでした。

弾き込まれた洗練された美しい演奏だったと思います。

Nakamura_019 聴きに来られたピアニストの方は、ガラス細工のような演奏と評していました。

アルベニスは中村先生がたぶん最も得意とする作曲家の一人ではないかと思いますが、没後100年の節目にきちっとリサイタルをするということは本当にすごいですね。頭が下がります。プログラムも、曲集ごとにまとまった構成で、魅力的でした。

◆プログラム

フランシスコ・タレガ(1852~1909年)

   マズルカ ト長調    
   パヴァーナ
 
 
イサーク・アルベニス(1860~1909年)

   入江のざわめき    ~「旅の思い出」より(1887年)
   パヴァーナ・カプリチョ (1883年)
   

   前奏曲
   マラゲーニャ
   カタルーニャ奇想曲
   タンゴ       ~以上組曲「スペイン」より(1890年)
                      
  
   朱色の塔     ~「特性的小品集」より(1889年)

・・・・・・・・・・・・・   休  憩   ・・・・・・・・・・・・・

   前奏曲(アストゥリアス)
   オリエンタル
   コルドバ    ~以上「スペインの歌」より(1896年)

   グラナダ
   カディス
   セビーリャ   ~以上「スペイン組曲」作品47より(1886年)

先着で、自ら編曲された楽譜のサービスがありました。パバーナ・カプリチオ、プレリュード、カタルーニア奇想曲、オリエンタル。

2009年12月 8日 (火)

Giverny Salon・松田弦コンサート

2009matsuda_008a 12/6のGiverny Salon(愛好家の自由演奏会)に、松田 弦さんをお招きし、ミニコンサートを開催いたしました。

素晴らしい演奏に魅了されました。                                       

                                              

2009matsuda_004 いつものギター愛好家以外にも、多くの方が聴きに来られ、東京国際ギターコンクールに優勝された旬の演奏を堪能いたしました。

アンコールは、十八番のセビリア幻想曲。

頂いた感想:

◆いやはや、スゴい演奏でしたね。びっくりデス。
ギターってあんな音が出るんですね。驚きでした。
高音の音の密度、充実感が素晴らしい。感激でした。
良い演奏に誘っていただきありがとうございます。
上質の音楽を少人数で というのは、本当に贅沢なことですね。

◆松田さんの演奏はスゴい演奏でした。
開いた口が塞がらないほど衝撃的な演奏でした。
見た目はレゲエでもやってそうな感じですけどね。
現代的なギタリストで私的には好きなタイプのギタリストです。
機会があれば、また聞きたいです。本当に感激しました。
今年も素晴らしいギタリストの演奏を聞けて嬉しかったです。
ありがとうございました。また来年も宜しくお願いします。

◆中村俊三氏の専門家ならではのブログを紹介いたします。

http://mitoguitar.blog85.fc2.com/blog-entry-226.html

◆愛好家の自由演奏会も、松田さんに聴いていただいたき感謝です。

その風圧を感じてか、いつになく皆さん緊張されていたようです。

コンサートの後、公開レッスンを2曲行いました。1曲目はテクニック、2曲目は音楽の表現に重きをおいて説明されたように思います。テクニックは、右手は、爪とタッチ、左手は移動時に雑音を出さないやり方、滑らかなポジション移動について具体的に指導されました。右手について、和音をきれいに弾く方法は後で試してみたところ、とても良いようです。30年来の疑問が解消しそうです。そういえば、彼はまだ私の半分の年齢なんですね。

今後は海外のコンクールにチャレンジされるとのこと。益々、活躍が期待されます。

                                                                   

◆12/13は、石岡で中村俊三氏のオールアルベニスのリサイタルです。

2009年12月 4日 (金)

またまたプロバイダー問題

以前契約していたインターネットプロバイダーの業務が他のプロバイダーに移管された。その切り替え当時は移行処置に大変だったが、最近は何の問題もなく快適だった。ところが、今日、またまた接続ができなくなった。ハードの問題かと半日あれこれ悩んだが、サービスセンターに問い合わせたところ、今日から無線LANを使う接続は以前の設定ではできなくなったとのこと。何の連絡もない変更で、本当に困ったものです。とりあえず、音楽用にスタンドアロンで使っていた別PCを持ってきて、有線でメールを見ることはできるようにしましたが、HP更新などは当分できなくなりそうです。

当面、こちらからの連絡はこのブログでします。

重要な連絡は、私の携帯電話にお願いします。m(_ _)m

2009年12月 2日 (水)

松田 弦さんについて & ギター新年会

4580253320101 松田 弦さんのアコラでのコンサート(12/6)が 目前となりました。

http://www.ijsnet.ne.jp/~us3jazc3/MatsudaGen2009.htm

プロフィールにもあるように、この数年で国内の主なコンクールを制覇し、今年の6月のタイで開催されたアジア国際ギターコンクールで優勝、そして今回(先月)の東京国際ギターコンクールで優勝というすばらしい実績を持っています。

最初に生で聴いたのは、数年前のミレニアムホールでのニューイヤーコンサートでした。確かスペインギターコンクールで優勝した後だったように記憶しています。その時は、人をひきつけるドラマチックな演奏をする方という印象でした。また、意外に繊細な感じも持ちました。

今年の5月にGGサロンでCD発売を記念した演奏を聴きましたが、その時はファンも多く、人気が出てきているなと思いました。演奏の合間のトークなども好印象でした。

今回の東京国際ギターコンクールでは、課題曲のバッハも緻密なきっちりとした演奏で、対位法の旋律がとても明瞭で感心いたしました。現代曲を爽やかに演奏しテクニックの冴えを感じさせます。2位になった方は世界のコンクールで活躍している猛者で、彼を抑えての優勝はすばらしい。今後、国際舞台での活躍が最も期待される若手の一人だと思います。ギターを学んでいる若い人もお手本にすべきと思います。逆説的ですが、ギターを弾かなくとも好感をもたれるというのが、プロのギタリストの条件なのではとも思いますが、そういう可能性、人柄を持っていると思いました。

12/6のコンサートは、楽しみです。

(とりあえず、演奏参加者はこれで締め切らせて頂きます)                                          

                                                                           

◆師走になったばかりですが、ギター新年会の話題です。

http://www.ijsnet.ne.jp/~us3jazc3/NewYearParty2010.htm

詳細は、またご案内いたしますが、予定に入れておいてい頂ければ幸いです。

会場も広いので、通常のGiverny Salonではできなかったアンサンブルの自由演奏もOKです。また、ギター演奏であれば、ジャンルも問いませんので、多くの方の参加をお待ちいたします。すばらしいゲスト演奏と軽食・飲み物を準備しています。

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