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2011年2月27日 (日)

手紙を書く男

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G.メツーの「手紙を書く男」見てきました。印象に残っています。美形ですね。

アムステルダム国立美術館では、レンブラントの「夜警」などと共にフェルメールの「恋文」がありました。女性に恋文が届いたような様子ですが、弾いているのはリュートというよりギターのように見えます。

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ギターリストにはフェルメールではこれが有名ですね。これはバロックギターでしょうね。

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フェルメールでは、これもあります。これは、棹の先が曲がっておりリュートでしょうね。

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絵のモデルはどんな曲を弾いていたのでしょう?フェルメールや先のメツーは17世紀の画家です。

その時代は、ロベル・ド・ヴィゼーの少し前なので、コルベッタあたりが重なります。こんなCDを昔買ったので、あらためて聴いてみました。どうも、絵画の雰囲気ではないようです。演奏のほうがテクニシャンでまたかき鳴らし奏法を多用しているなど、立派な演奏という感想です。宮廷で名人が演奏するという内容です。

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名画に相応しい、響きを想像してみませんか?                                            

                                                           

+++                                       

左右の指は以前からの腱鞘炎が回復しませんが、1ヶ月ほど前から右膝が痛み出し階段などの昇降にも支障が出ていました。一昨日からは、右手首が痛くなり、車のキーも廻せなくなってしまいました。病院へ行って検査を受けてきました。検査結果が出るまでに1週間くらい掛かるようです。しばらく、ギターの演奏はできなくなりそうです。                                                                                                                                                                                                                                                       

                                                                    

   

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シュタイドルリサイタル・マスタークラス

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パヴェル・シュタイドル、ギターの魔術師が3年ぶりに来日し、全国のギターファンを沸かせているようです。最終公演は以下です。ご都合がつく方はいかがでしょうか?                      

■シュタイドル ギター・リサイタル

2011年3月6日(日) 開演13:30(開場13:00)

プログラム:
ボヘミアのリュート音楽
(Losy, Lobkovic, Červenka) - Ouverture, Allemande, Courante, Sarabande, Boure,
Gigue (ARR. Pavel Steidl)
6つのメヌエット Op.11より(F.ソル)
ポロネーズ第2番 Op.14(N.コスト)
2つのエチュード 2つのプレリュード(H.ヴィラ=ロボス)
ジミ・ヘンドリックス讃歌(C.ドメニコーニ)
ソナタ”ボッケリーニ讃歌”Op.77(M.C=テデスコ)

※ 「ジミ・ヘンドリックス讃歌」は東京公演のみのスペシャル・プログラム。
会場: 東京オペラシティ リサイタルホール

なかなか都合がつきませんが、なんとか、日本でのリサイタルツアーをしめくくる東京公演は聴きに行こうと考えています。それと、オペラシティのリサイタルホールというのもまだ行ったことがないのでいい機会と考えています。
当初は高田元太郎さんとの共演も含まれていたようですが、残念なことに事情で中止となりました。ですが、最新情報ではこの最終公演に高田さんもなんとか駆けつけるということだそうですので、これも大きな話題です。                                             

■シュタイドル マスタークラス

2011年3月5日(土) 10:00-17:00(予定)

受講生:小暮浩史、秋田勇魚、門馬由哉、菅沼聖隆、斎藤優貴

<受講曲(予定)>
ソナタ第3番(ポンセ)、椿姫幻想曲(アルカス)、ソナチネ(トローバ)、グランド・カプリス(コスト)、他

会場: アルトフィールド音楽教室(東京・後楽園駅前)

TEL: 03-3813-0394 FAX: 03-3815-7930
主催: (株)アルトフィールド

2/19の東京でのマスタークラスを聴講されたSさんの話では、シュタイドルのマスタークラスはとても盛況で、ためになるものだったとのことでした。

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金丸葉子&河野智美 デュオ・リサイタル

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金丸葉子&河野智美 デュオ・リサイタルが、杉並公会堂でありました。ヴィオラとギターの珍しい組み合わせです。会場は大盛況でした。

プログラムは以下です。

マルチェロ:チェロと通奏低音の為のソナタ 第6番ト長調Op.3-6
2つのシチリアーノ(ベルゴレーシ,パラディス)
パガニーニ:グラン・ヴィオラとギターの為のソナタ
レゴンディ:ノクターン “夢” Op.19(ギターソロ)

バルトーク:ルーマニア民族舞曲
ケルト民謡:Song of the Chanter、Hewler
レベッカ・クラーク:I'll Bit My Heart Be Still
シューベルト:アルペジョーネ・ソナタ イ短調 D.821

アンコールは、シチリアーナとアヴェマリアでした。

金丸さんは、2008年の夏に偶然CDを聴いてびっくりした方です。

「金丸葉子・『シャコンヌの情景』
ロイヤルコンセルトヘボウ管弦楽団のヴィオラ奏者、金丸葉子のアルバム。
ヴィオラによる300年の回顧という表題で、バッハから現代に至るまでのシャコンヌ演奏の変遷を辿る試みに挑戦されています。
J.S.バッハ「シャコンヌ」、 ヘンデル「ヴァイオリンとヴィオラのためのサラバンドと変奏曲」、「ヴァイオリンとヴィオラのためのパッサカリア、野平一郎「バッハのシャコンヌによる4つヴィオラのためのトランスフォルマシオン。じっくりと聴き込むほどに味の出てくるアルバムで「シャコンヌ」は何回も聴いてしまいました。断片的なフレーズから全然別なイメージが広がってきて聴いていて飽きません。緊張感の中に広い世界が見えて来るような音楽。暑さを忘れさせてくれます。/2008年」

http://acousticlife.cocolog-nifty.com/blog/2008/08/post_f338.html

今回、河野さんと一緒に珍しいコンサートがあるというので気にしていましたが、仕事が忙しくとても行けないとあきらめていました。ところが、直前になり、偶然が重なり聴きに行けることとなりました。

前半のパガニーニ:グラン・ヴィオラとギターの為のソナタ、後半のシューベルト:アルペジョーネ・ソナタ を中心にした多様なプログラムで楽しめました。特に、アルペジョーネ・ソナタ では第1楽章が終わったところで拍手が出るという白熱ぶりでした。チェロもいいですが、ヴィオラのマイルドな音色がぴったりで、これこそシューベルトといった感じでした。ギターもチェロとあわせるよりも相性が良いと思いました。

ステージでは、MCも交えて進行されましたが、これだけすばらしい演奏でしたら、MCは最小にしたほうが良かったかななどと思いました。

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2011年2月20日 (日)

F.ソルの墓

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F,ソルの墓、パリ

モンマルトルの墓地にあるソルの墓に行ってきました。

墓地はモンマルトルの丘のあたりの喧騒さはなく、訪れている人も少なかった。朝はとてもいい天気でしたが、墓地につくころには小雨が降り出しました。墓地入口で守衛に写真を見て頂きましたところ、すぐに場所を教えてくれました。墓がすべて頭に入っているようでした。

たまたまICレコーダーの最初のほうに以前レッスンで弾いた「悲歌風幻想曲」が残っていたので、しばらくそれを聴きながら、ソルのことなどを考えました。ソルは、1839年に61歳でなくなりました。その作品は不滅のものとなっています。一方で、すごい数のギター作品が、多くの作曲家によってつくられその当時は演奏されたことと思います。それらの殆どは忘れ去れ消滅していったのでしょう。ギター愛好家が良いと思う作品を弾き継ぐということがギターの歴史にとってとても大切なことのように思われました。

墓地を出る頃には、小雨もやんでいました。

                                  

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ホテル・ファヴァール、パリ

1813年にスペインを去ったソルは35歳でフランス・パリに移住しました。しかし、すぐ 1815年にロンドンへ、1823年にはパリ→ベルリン→ ワルシャワ→モスクワ・ペテルブルグと旅をしロシアで3年過ごしました。そして、またパリに戻ってきました。そのときに住んでいたホテルが今もパリにあるというので予約を希望しましたが一杯のようで予約できないということでした。オペラ座からそう遠くないところにあるというので歩いて行ってみました。

ホテルは見つかったのですが、なんと閉店していました。ギタリストも最近泊まられたという話を聴いていました。昨年の秋頃まではやっていたようです。オペラ・コミック座の前にあり、1769年に建てられた老舗のホテルで、ゴヤもスペインから亡命した際にここに泊まっていたところなのですが、残念でした。しかし、外装は当時のまま残っており、雰囲気は感じられました。

オペラ・コミック座が改装中で、ホテル・ファヴァールも入り口のところに改装中という看板がありましたので、しばらくしたらこの地区あたりが大きくリニューアルしているかも知れません。

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オペラ座の前は何度か通ったことはありましたが、今回初めて入ってみました。こちらは、1875年に建てられたそうですが、豪華でした。オペラ座の隣には立派なユニクロがあり、変わっていくものと変わらないものを感じました。       

ソルは、パリ時代はバレエや声楽でも活躍したらしく、ソルが作曲した「ハッサンとカリフ」、「綺麗なシシリー娘」、「アルセーヌ」といったバレー作品がこの期間にロンドンで上演されたそうです。

パリで上演された記録は残っていないのでしょうか、残っていないとしたら何故なんでしょうね。ロンドンで人気を博していたのに、ロンドンに住まなかったのは、パリのほうが住みやすかったのでしょうか。アグアドやコストといったギタリスト達との交流があったからでしょうか。スペインに近いからでしょうか。

                                                             

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ソルが住んでいた頃のパリ。

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