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2014年10月 6日 (月)

「阿寒に果つ」とギター

少し前の話ですが、渡辺淳一氏が4月30日に80歳で亡くなりました。氏は失楽園や鈍感力などで最近も話題になっていたようですが、あまり関心はありませんでした。

亡くなったということを聞き、ひとつ思い出したのは、「阿寒に果つ」という映画です。
この映画は、大学の時に薄野の交差点にあるビルに主演の五十嵐じゅんの大きなポスターが展示され、何となく映画館に入って観ました。当時、映画はほとんど見ませんでした。
その中の一場面で、テーマ曲がギターで数フレース、演奏されたように思いました。哀愁のある旋律が印象的でした。映画の最後にテーマ曲がクラヴィコードで演奏されそこにテロップで作曲者なども一瞬ですが流れました。エマニエル・バッハのクラヴィコードの曲でした。ギターは定かではないですがヤマシタカズヒトさんだったと記憶しています。ただ、その時に流れているクラヴィコードの演奏が装飾音をふんだんに用いていましたので、これはギターソロでは無理と思い、それ以来、そのことは忘れてしまっていました。

当時、渡辺氏は新進の作家で、北海道出身ということもあったのでしょう、書店には多く並んでいました。「リラ冷えの街」、「パリ行き最終便」などは買って読みました。内容はもう忘れてしまいましたが。

4月から職場が変わったり、定年、アコラ10周年記念イベントなどでばたばたしていましたが、ブログにちょっと書いたのを見てSさんがこの曲の楽譜を持ってきてくれました。昔の現代ギター誌に掲載されていたものです。

楽譜を見て、音も少なく、最初はクラヴィコードの装飾音をふんだんに用いた演奏が頭にあったので、やはり、ギターではメロディをなぞるくらいが精いっぱいなのかと思いました。
しかし、弾いているうちにかなり良い編曲だと思うようになりました。編曲は、眞鍋理一郎です。「阿寒に果つ」の音楽監督をしていたので、たぶん、映画でギターに弾かせるために編曲したものと想像します。

いろいろ運指を考えながら、あえて装飾音は使わないでやっています。エマニエル・バッハのクラヴィコードの曲というよりは、映画「阿寒に果つ」のイメージが出せたらと思っています。
11月の愛好家の会で演奏しようと思いますが、その前に10月のカリスで試奏してみようと考えています。

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「阿寒に果つ」は、天才少女画家と呼ばれた時任純子が阿寒湖で自殺してから20年、作家となった「私」はかつて純子と関係のあった5人の男性に会い、純子の死の真相を探ろうとする。時任純子は渡辺淳一氏の札幌南高校時代の同級生がモデルとなっていて、映画は、1975年6月21日に初演されました。

渡辺氏は、札幌医科大学を卒業した医師として知られていますが、実は札幌南高から北海道大学理類に入学し2年後に札幌医科大学に入学しています。

時任純子のモデルとなった加清純子は初恋の人。高校2年の時に知り合ったが、高校3年の冬に阿寒湖で亡くなった。
 
                      

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今日は台風のため休みを取りましたので、ブログを書く時間が取れました。長くなりそうなので中断します。初恋の人が姿を消し、理由も分からないまま自殺してしまった。渡辺氏が、北大に入ったが医者の道に進み、さらに作家になったのもわかるような気がします。


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