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2017年3月21日 (火)

カッコー考

カッコーコーという変なタイトルになってしまいましたが、
この土日はメルツのKUKUK(カッコー)に夢中になっていました。

Photo


このカッコーは12集136曲から成っています。その中には、当時の人々の愛好していたと思われる歌、各国のお国の歌、オペラの歌が多く、面白いのはベートーベンの葬送行進曲というのがありました。

一通り、全曲弾いてみました。
そして、~私の12曲~を抽出しました。
どこかのプチでも弾けるよう更に~私の8曲~に絞り込み、15分位になるようにしました。

カッコーの第1曲目(No.1)はヤンキードールという曲で、アルプス1万尺のもとになった曲と思われます。
私の選んだ8曲の第1曲はNo.2 The Last Rose of Summer (1集)。日本では庭の千草で親しまれていますが、当時は少し違ったものでその辺も面白いです。

表紙には、KUKUK以外にCUCKOO、COUCOUと英語、仏語で記載され、広く楽譜を売ろうとする出版社の意気込みが感じられます。COUCOUには、やあ、やっほーというような親しみを表す意味もあるようです。また、ロシアの曲が多く収録され、ロシアも相当意識していたと思われます。No.3赤いサラファンは、郷愁感があって良いので私の12曲に入れました。

第2曲はNo.26 Ernani (3集)。ヴェルディのオペラ・エルナニ、これは、作品番号8のオペラレビューでも取り上げられていますが、ここでは有名なアリアのみを新たに編曲しています。初心者向けでありながら内容では妥協していないところに感心します。
以前、このアリアに興味があり、実際のオペラの中の歌と聴き比べたらフェランティはかなり忠実に編曲していました。アコラで演奏したことがありましたが、かなり難しかったです。その点、メルツ編は弾きやすいうえに響きが良いです。
ウィーンでは1844年にオペラが上演されたので、メルツも観たのでしょうね。
ギターで可能な種々のテクニックを使ってカッコよく演奏したメルツは、19世紀の押尾コータローだったと思ってしまいます。

あと50年後、100年後には、アコギやエレキが今のクラシックギターのようになっているかも知れないですね。今使っているクラシックギターは20世紀ギターと呼ばれていたりして。

また、トレモロの効果的な使用がオペラレビューのエルナニで見られます。このようなトレモロは、レゴンディにも受け継がれていますね。ソルやコストには無いものです。

第3曲は、No.43 Trauermarsch (5集)。ベートーベンの作品の編曲。
第4、第5曲は、ソル、ジュリーアーニがそれぞれ作品に引用している歌の編曲。
第6、7、8曲は、弾いてみて面白いと思った曲です。初めて知った曲でした。

   
昔、家に「学生のためのXXX選」という分厚いギター本があって、中学、高校の頃、これを弾いて遊んでいました。後ろの方にはアルベニスの入り江のざわめきなども入っていましたが、そういった曲は知りませんでした。XXXは102だったか103だったか忘れましたが、まさにこれとKUKUKは同様の発想ですね。
メルツも教則本を出していますが、このKUKUKを弾いていれば自然にギターに親しんで教則本にはない、生きた音楽を楽しむことができたのだと思います。

8_3

カッコーというタイトルの意味は分かりませんが、ウィーン、ベートーベンとなると田園交響曲の第2楽章がうかんできて、癒しのイメージがあるのでしょうか?ブローウェルのソナタにもカッコーが出てきますね。西洋人の中にある音楽的な情緒なのでしょうね。

***

後で、第1曲はNo.2 The Last Rose of Summer でなく、No.3 Der rothe Sarafan (1集)に変更しました。

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