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2017年3月13日 (月)

メルツの作品

J.K.メルツの作品8 オペラレビューについては、以前のブログで少し書きました。その時は出版楽譜リストには38曲書かれているが34曲しか現在残っていないが、書かれたが紛失してしまったのか、途中まで準備してメルツが亡くなってしまったのか?疑問でした。

ウェブで見ていましたら34番目の作品が出版された年がメルツが亡くなった1856年ということが分かり、1843年に最初の8曲までの版が出されてから継続して書かれていたもので、当時、オペラレビューは大変人気のシリーズだったことがあらためてわかりました。

同様のものに、Portefeuille für Guitarre-Spieler.   ギター演奏者のための画集(作品集)というものがあります。これもオペラをもとにした幻想曲風の作品集です。オペラレビューはウィーンのHaslinger社から出版されましたが、こちらは、ミュンヘンのAibl社から出版され、楽譜リストには21曲あるうちの19番目(Op.100)までが、単作品で出版されたようです。全部で約150頁。

ポートフォリオ、今ではビジネス用語になっていますが、絵画を入れる折りかばん、画集のことで、ここではギター演奏家のための画集(作品集)ということで、おしゃれなタイトルです。

Portefeuille

 

また、作品番号がないものでいくつか作品集があります。

カッコー、下のような印象的な表紙。

最終的には12選集まで出版され、136曲あり約100頁。

Photo
親しみやすい曲を初心者でも弾けるような曲集、曲が見つけやすいようにインデックスも付いています。いわゆる、1980年代の歌本的なものでしょう。

Photo_2

 

ヨハン・シュトラウスの選集 9冊からなり、これも100頁近い。


Photo_3

 

 

作品番号はちょうど100まであり、作品番号がなく出版されたものもカッコーやシュトラウス、シューベルトものなど相当あるが、出版されずに手書きのものも相当残っており、むしろ、生前出版しなかったものがメルツが自分で演奏するためのもので、レベルが高いと思われます。
作品番号65の3つの作品(Fantaisie hongroise; Fantaisie originale; Le Gondolier)はメルツの死後すぐに出版され、当時から人気が高かったものと想像されます。

ギターデュオ、ギターとピアノなどの作品も多くあるようです。

 

まだまだ、メルツから離れられなくなりそうです。

***

ブログを書いてからあらためて見ると、50年前の国内の書籍に書いてあったものと変わらない。というか、Boije情報以上のものが見つかっていないということなのでしょう。作品番号の後半のもので譜面が見つかっていないものが多い。もともと、作品と作品番号の対応付けは無かったものなのかもしれないですね。作品番号100が最後というのもね。

違いは、普通の人でも実際に譜面を見てメルツの作品の音を出せる、聴けるようになった。また、ウェブでもいろいろ音源も増えてきているということでしょう。

メルツの生誕200年に当たる2006年に四人演奏会(小国、熊坂、鈴木幸男、児玉 )~ロマン派の巨匠 コスト、メルツを讃えて~ (ゲスト 北口 功)を行ったときですら、コスト、メルツの曲は極めて限られていました。この10年の変化には本当にびっくりします。

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