« ペオネス 1コインコンサート 聴きました | トップページ | (9/27)ギター黄金時代の巨匠たち ♫パリ編 »

2020年7月29日 (水)

フェルディナンド・カルリ 生誕250年

Carullis

フェルディナンド・カルリ(1770年2月9日 - 1841年2月17日)
イタリア、ナポリ生まれのギタリスト、作曲家、指導者。コンチェルトや室内楽を含めて、ギターのために多くの曲を作った。その数は400曲を超える。最初はチェロを学んだが、20歳の時にギターに出会い、人生をギターの研究と進歩に注ぎ込んだ。ナポリでの演奏会は人気を博し、ヨーロッパ中を演奏旅行するようになり、パリでの演奏旅行が大成功し、その後パリへ移住した。音楽家そして指導者として成功をおさめ、ギターを上流階級とパリの音楽家に広めた。
残念なことにこれまで伝わってきた作品の多くは初心者向けの曲であったが、幸いカルリの全体像、真価は最近になってようやく再評価されるようになってきた。

 
ギタリスト黄金時代のパリ、ウィーンで活躍したヴィルツオーソたちに関するセミナー的なサロン演奏会を考えており、その流れでカルリについて調べていたら、ベートーベンと同じ年に生まれ、今年が生誕250年にあたることが遅ればせながら分かりました。
カルリ、ソル、アグアド、コスト、マティエカ、ジュリアーニ、メルツをとりあげる予定ですが、その中ではカルリについてはこれまでほとんど関心がなかった。やはり、カルリ=初心者向けの教則本 というイメージが強かった。

Carulliss

その重要な教則本、Op.241の表紙。

◆教育的な出版物
カルリを有名にした教則本はOp.27、Op.241。
その他、出版リストをみると、最初にソルフェージュ本の記載があり、教則本、歌の伴奏本、アルペジオ、練習曲集なども並んでいて、教育的な内容も充実している。

Carullis1

Carullis2

◆コンサート作品 
コンチェルトや室内楽

◆トリオ
ギター、フルート、バイオリンなどの編成。ギター三重奏も

◆デュオ
2ギター、ギターとバイオリン、ギターとフルート、ギターとピアノ

◆ギターソロ

 

◆作品
Op.1 ギターデユオ ノクターン
Op.2 ソロギター  ソナタ
Op.5 ソロギター  ソナタ
Op.7 ギターデユオ セレナーデ
Op.8 ギターコンチェルト


 
OP.21以降、ギターとピアノのための作品が出版されている。カルリの息子のグスタボはピアニストで、共作、共演的なところもあったのだろう。
カルリはギターはむしろ晩学であり、それまでに室内楽などで音楽的なことを学んできたと考えられる。ギターコンチェルトも早い時期に出版されている。

先週の日曜日から時間があるときに、カルリの曲を調べています。楽譜を見ながら、音源、映像があるものは一緒に聴いています。
作品番号で350以上、作品番号がないものが50位あり、一つの作品番号に24曲含まれるものなどもあり、千曲位あると推定します。長い曲では20分位のもあり、疲労してきましたので、一旦ここまでのものでブログにしてみました。

たぶん、海外でカルリの伝記のようなものが出たり、生誕250年イベント(新型コロナで中止?)のようなものがあるような気がしますが、また、ギター専門誌で誕生日の2月号あたりで特集が出たりしたのではないかと思いますが、不勉強です。

お金をかけないようにネットでわかる範囲で作業していますので、時間がかかります。全曲を網羅した作品リストが見つかっていないので、どの位まで調べたのか、曲数では十分の一以下(小さい教育的な曲も多い)か? 作品リストは自作する考えはありますが根気が続くかどうか?
また音源がない楽譜は、自分で弾いてみる予定ですが、たぶん入門者向け、指ならし的な曲も相当数あることは見えています。しかし、むしろそんな音の少ない曲にいい感じの曲が有るようにも感じています。

カルリ、関心がなかったと思っていましたら、カルリの初期のソロギターのためのソナタ集、およびカルリ親子のギターとピアノのための作品集、2枚のCDを持っていることを思い出しました。買ったのは10年くらい前でした。
最近はネットにもかなりありますね。
            

◆ご参考
Duo pour Piano et Guitare op. 151

Sonata Op.21 No.1 A Major, Duo for guitar and piano

Sonata op. 21 No. 2 - guitar & piano

Grand Duo-Op. 86

 

Guitar Concerto in A major Op. 8a

Guitar Concerto in E minor Op.140

 

カルリの本質はこちらか?
Solo Op.76 N.2 - 1. Largo Assai

追記:グスタボのウィキぺには、父フェルディナンドはギタリスト、歌手、作曲家で、グスタボは父からギターと歌を習ったと書かれています。
Op.27の教則本は、グスタボが子供の時に書かれそれでギターを教えたらしい。Op.241の教則本はOp.27を基に追補、改訂したもの。

 

« ペオネス 1コインコンサート 聴きました | トップページ | (9/27)ギター黄金時代の巨匠たち ♫パリ編 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« ペオネス 1コインコンサート 聴きました | トップページ | (9/27)ギター黄金時代の巨匠たち ♫パリ編 »